地震の発生をうけ、若干予定を遅らせての公開となったIE9です。
早速、利用してみていますがホームページ制作者の立場として言うならば、細かな変更点やHTML5、CSS3への対応をしっかりと予定する必要があるなと思っています。
さて、本ブログはホームページへの集客やホームページから実店舗への集客をお考えの方の為の内容となっていますので、HTML5などについては触れません。
では、本題へ。
MSとgoogleの喧嘩とは?
マイクロソフト社が今回リリースした新ブラウザIE9では、ユーザーの行動追跡に対する考え方が明確に示されました。
話が難しいように思うので、簡単にいきましょう。
あなたがいろんなホームページを見ます。実はこの行動はgoogleなどが監視しています。(言い方が正しいかは別にして。)
これを行動ターゲティングなどと呼びますね。
あなたの趣味やよく買う商品などからあなたの行動や趣味を見極めています。
これが『プライバシーの問題にならないの?』と議論されている訳です。
そこで、今回のIE9では、この第三者による行動分析をシャットアウトできるようなオプションを設けたわけです。
つまり、googleなどの得意とする行動ターゲティング広告の有効度を下げる内容になるということです。
※ここまでで『なんのこっちゃ?』な方は少し次を読んでください。
・あなたが化粧品を通販で買うのが好きな女性だったとします。
日頃から@コスメを見たり、資生堂やカネボウ、POLAのサイトをよく見ています。
では、そんなあなたがyoutubeで好きな歌手の動画を見ていたとしましょう。
ここでは(youtubeでは)googleによるadwords広告が表示されています。
広告の内容をよく見てください。化粧品メーカーや販売サイトの広告が多く表示されるはずです。
これが『行動ターゲティング広告』です。少しはイメージできたでしょうか?
結論:
google adwords広告の収益が減少するのでは?ないでしょうか?
まったく関心のない広告が表示されることはクリック率が当然下がります。検索ワードやコンテンツマッチ広告ではある程度の最適化がなされますが、ポータルサイトでのマッチ度合いが下がることはgoogle社の収益減少にも成り得ます。
ここで注目すべきはgoogleが儲かるかどうかではなく、広告を出向する側にとって、最適なサービスが減ってしまうといった点ではないでしょうか?
現在嘆かれているプライバシーに関する考えはより拍車がかかることが容易に想像できる以上、属性の濃いユーザー層を集めるランディングサイトやサテライトサイトを企業自ら所有、制作しなければならない時代がくるかもしれません。
わずか2~3年前に比べてもジャンルの細分化は進んでいます。
よりコアでよりターゲットの明確なサイトがドンドン誕生しています。
ECサイトの運営者は商品購入者属性にあった広告出向先の選定、来店して頂くビジネスの方は商圏を明確化し、ターゲットエリアの選定、出向先の確保が最重要課題になる日がそう遠くないうちに訪れるかもしれません。